こくみん共済の特徴

こくみん共済(全労災)は全国労働者共済生活共同組合連合会が運営している共済制度です。民間の生命保険会社や損害保険会社と違い利益を追求しないため手頃な掛け金で安心の保障を手に入れることが出来ます。全労災では民間の生命保険会社が生命保険として販売している医療保険に該当するものや死亡保険に該当するものを取扱っています。主力商品であるこくみん共済の大型タイプでは交通事故で万一の際には3000万円、病気で万一の時には1200万円、ケガで入院した場合、1日10000円、病気入院した場合、1日6000円の保障が月々5400円で加入することが出来ます。しかも掛け金は15歳から60歳までは変更ありません。日本生命や、住友生命、第一生命、明治安田生命、富国生命などの国内大手生保と呼ばれる生命保険会社の保険は多くの場合、10年ごとに保険料が高くなっていく商品が多いのですが、全労災のこくみん共済では保険料が一定であるという点が特徴的です。また、アリコジャパンやアメリカンファミリー、オリックス生命などの外資系の生命保険会社が得意とする医療保険の商品もこくみん共済には準備されています。なんとこくみん共済の医療タイプという商品は月々1600円で、入院6000円、通院2000円を保障してくれます。さらに60歳までは掛け金が1600円で変わりません。また、こくみん共済のキッズタイプはわずか900円の掛け金で手厚い保障があるので子供さんが居る家庭では是非、加入しておきたいところです。

こくみん共済を生命保険の見直しに利用する

国民共済のメリットはなんと言っても掛け金が安い。そして、掛け金の20%以上が割戻金として戻ってくる点がいいですよね。この安い掛け金の国民共済を利用して生命保険の見直しをしてみませんか?生命保険に加入していない人は今の日本ではほとんどいないといってもいいでしょう。でも、意外に自分の加入している生命保険がどんな契約になっているか分からない人も多いと思います。国内大手の生命保険(日本生命・第一生命・住友生命・明治安田生命・富国生命)などの生命保険は多くの保険商品では10年ごとくらいで保険料が上がります。それって、嫌じゃないですか?しかし、こくみん共済(全労災)の商品は60歳まではずっと掛け金は同じです。国民共済(全労災)であれば、将来に対して幾ら生命保険にお金が必要なのかがあらかじめ分かりますので、将来設計が立てやすいですよね。また、こどもさんの場合は学資保険なんかについている医療特約なんかよりこくみん共済のキッズタイプに加入すればわざわざ無駄な保険料を支払う必要はありません。ちなみに、国民共済と似たもので県民共済という共済制度もあります。どちらも掛け金が安く保障も手厚いというのがメリットです。ただ、県民共済は全国39都道府県にしかありませんので、もしかしたら、引越しなどで県民共済が無い県に引っ越してしまったら困りますよね。その点、国民共済(全労災)は全国どこでもありますので安心です。

こくみん共済のデメリット

こくみん共済のデメリットについて考えて見ます。生命保険の見直しに国民共済(全労災)を利用しようとした場合、生命保険の全部をこくみん共済に変えてしまうと、たしかに掛け金は安くなるかもしれません。しかしながら、こくみん共済(全労災)もオールマイティではないといわざるをえません。万一の際の死亡保障に関しては問題ないと思います。全労災ではせいめい共済の定期生命プランを利用すれば病気死亡の場合、最高3000万円までの保障は確保出来ますし、さらに他のこくみん共済のプランを組み合わせれば充分な死亡保障を準備することが出来ます。問題は入院した場合の保障です。入院の保障は国民共済の場合、医療終身タイプという商品があるのですが、1日に付き3,000円が最高です。後期高齢者医療制度が始まったばかりですが、今後、日本の医療制度は高齢者でもどんどんお金が掛かることは間違いありません。そのことを考慮するとこくみん共済の1日3000円ではどうも心もとないです。たとえ、高齢者であっても1日につき10000円くらいは保障がないと安心して入院など出来ないのではないでしょうか?そう考えると、医療保険については3000円はこくみん共済の医療終身タイプで確保するとして、残りの7000円分くらいは民間の生命保険会社の医療保険で確保する必要があるのではないでしょうか?アリコジャパン、アメリカンファミリーなどの外資系生保は医療保険のCMをばんばん流しています。また、最近ではオリックス生命などもよくCMをみますね。あるいは、ソニー生命やプルデンシャル生命などの営業マンにコンサルティングしてもらって自分に最適な保険を作ってもらいますか?

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